第41章 黒の怪我と親友との約束
『あ、赤司君‼︎ そっちは医務室じゃな』
私は赤司君にあまり人気がない非常階段の方へ連れていかれた
そして壁へ押さえつけられる
『っ……赤司君‼︎‼︎』
赤「友香は本当に僕を妬かすのが上手いね…… 昔から……」
『………っ』
赤「そんな悪い子にはお仕置きだ」
赤司君は私の耳元でこう囁いて、私の唇に自身の唇を押し付ける
『んっ‼︎‼︎ ……っ…やめ』
私がキスの合間に唇を開いた瞬間、赤司君の舌が私の口内に侵入してきた
『っ‼︎‼︎ …ん…ぅ…ヤぁ…ふっ……///』
ちゅ…ちゅく…と卑猥な音が辺りに響く
『…ん…っ/// …ハッ……も…ャめ』
赤「………ん……っ……」
そして最後にチュッとリップ音を立てて、やっと赤司君は唇を離してくれた
『…っ/// ハァ…ハァ…ん……フゥ…』
私は赤司君の深い口付けに息が絶え絶えになっていて、反抗の言葉も言えなかった
きっと生理現象で瞳も潤んでいる、それでも私は赤司君を睨んだ
赤「そんな可愛い顔で睨んでも無駄だよ? 僕を煽っているようにしか見えない。なんならもう一度する?」
そう言って赤司君は私の頬を手で包み、親指で私の唇をなぞる
『……っ/// する訳無いでしょ‼︎‼︎』
赤「そう…それは残念だ。あと、僕の前で他の男のことを“好き”というのは関心しないな…」
と、また私の耳元で囁く
『っ…だからってこんな…無理やりなんて…』
赤「僕を妬かせた君が悪い」
『…………っ』
赤「さあ、テツヤのところへ戻ろう」
そう言って、やっと赤司君は私を解放してくれた
『…………。』
(この人はいつも私の気持ちなんて無視だ……)
そして私は赤司君に腕を引かれながら、医務室へ向かった