第41章 黒の怪我と親友との約束
医務室前にて
荻原「黒子君っていますか?」
『はい… けどまだ目を覚まさなくて…』
荻原「…そーすか。…ありがとう」
『あのっ… もしかしてあなたは…』
私がそう言いかけたところで、赤司君がこちらに向かってきた
赤「友香、誰と話している? ……‼︎ 誰だい、君は… テツヤに何か用か?」
荻原「明洸中の荻原シゲヒロ。友達の見舞いに来たんだ」
『やっぱり…‼︎』
荻原「俺のこと知ってるのか?」
赤「友香も知っていたのか?」
『試合前、テツ君が荻原君のこと話してたから…』
赤「…なるほど。僕もたまたまだが以前テツヤに聞いたよ。お互い対戦を望んでいたそうだが…… 残念ながら次の試合、テツヤは欠場だ。…まあ結果は同じことだ。健闘を祈るよ」
『ちょっ、赤司君そんな言い方……‼︎‼︎』
赤司君は私の腕を掴み、荻原君の前を通り過ぎようとする