第41章 黒の怪我と親友との約束
そして全中3日目、最終日
私とテツ君は明洸対京泉の試合を見ていた
結果は67対66で、明洸中学校の勝ち
帝光が準決勝戦を勝てば、決勝の相手は明洸に決まった
『テツ君、何だか気合い入ってるね?』
黒「ほんと友香さんはよく僕の感情に気付きますね」
『フフッ、ちゃんと見てるから♪』
黒「…はい。明洸の荻原君という選手は僕の友達なんです。そしてこの全中の決勝で戦おうと約束しました」
『そうなんだ。じゃあ約束を果たせるように、次の試合頑張らなくちゃね‼︎』
黒「はい‼︎」
そして帝光の準決勝戦が始まる
監督「…スタートから出たいだと?」
黒「はい…」
黄「なんか急にやる気じゃないっスか、黒子っち〜」
緑「どうしたのだよ、黒子」
監督「…分かった。どちらにしろスタメンの5人は決勝に向けて、できるだけ温存するつもりだった。スタート、紫原と青峰はベンチだ」
相手は鎌田西
去年決勝で手こずった双子のいるチームだ
それでも今年の帝光の敵ではなく、途中でスタメンを全員下げテツ君と控えメンバーで試合に臨んだ
もう帝光の勝ちは決まっていた
ガッ
するとヤケになった相手の双子のラフプレーにより、テツ君は相手の肘を頭にもろにくらってしまい、その場で倒れてしまった
『テツ君ッッ‼︎‼︎‼︎』
私は赤司君と一緒にテツ君と医務室へ向かった