第38章 それぞれの想い
黒「……友香さんはバスケが好きですか?」
『うん、好きだよ‼︎ バスケも好きだけど、皆のプレイを見るのが好きかな。もちろんテツ君のパスもだよ‼︎ いっつも凄いなって思ってる』
黒「ありがとうございます…‼︎‼︎」
『うん‼︎ パスの次はシュートの達人になるの?』
黒「達人というか、少しでも上手くなりたくて…」
『テツ君は本当に努力家だね‼︎ そういうところ、凄いと思うし尊敬する。だから協力させて?』
黒「友香さんに協力してもらえるなんて、光栄です」
『アハハ、テツ君は大袈裟だなぁ〜‼︎』ニコ
黒「っ/// 大袈裟ではありません‼︎ あと友香さんはやっぱり笑ってる方が良いです‼︎ 最近笑顔を見ていなかったので……」
『…そうなの…かな? じゃあ、いっぱい笑う‼︎』アハハ
黒「はい」
そう言ってテツ君は微笑んでくれた
『テツ君も笑ってる方が良いよ』
黒「僕、笑ってましたか? よく無表情で何を考えてるか分からないって言われるんですが……」
『私には分かるの〜っ‼︎』
黒「フフッ、そうですか…‼︎」
私がそう言うと、テツ君が喜んでいるように見えた
『私、テツ君のこと応援してるから‼︎ 何でも協力するよっ‼︎‼︎ 約束っ♪』
黒「 ‼︎ ありがとうございます。約束ですね」
2人で微笑みながら指切りをした
(こんなに努力できる人なんて、なかなかいない…‼︎ テツ君の支えに少しでもなれたら良いな…)
しばらく2人でシュート練をしながら話していると、赤い髪の彼が現れた