第36章 狂って行く歯車
部活中にて
黄「ちょ、紫原っち今のスピン相当早くないっスか?」
紫「んー…そう? テキトーにやっただけだけど…… なんか力が湧いてしょーがないんだよね。本気出したらつい味方でも捻り潰しちゃうかもしんない」
黄「……へぇ」ゾクッ
『あっ君‼︎ そんな怖いこと言っちゃダメだよ?』
紫「んー。わかった〜」
そう言って私に抱きついてくるあっ君
(あっ君、あの練習試合のときよりもさらに成長してる…)
また別のところでは
青「いくらなんでもあっさり抜かれすぎだろーが」
部員A「やってるよ、全力で‼︎ それより青峰君のが速すぎんだって‼︎」
青「あぁ⁉︎ だからってー………チッ」
『大輝…』
青「……ちょっと頭冷やしてくる」
『うん……』
白金監督が倒れてから、大輝は部活中荒れていることが多くなった