第35章 平等な優しさ
部活前
(何だか征ちゃんの顔色が良くない…)
『征ちゃん、大丈夫?』
赤「……あぁ、友香か。問題ないよ」
『嘘。顔色が悪いしいつもと声が違う』
赤「……友香は騙せないようだね」
『征ちゃんのことなら何でも分かるよ♪』
赤「それは俺のセリフだろう」
『フフッ、そりじゃあ真ちゃんに伝えてくるね。保健室で休ませてもらおう?」
赤「あぁ、じゃあ頼むよ…」
征ちゃんは保健室へ行き、私は副主将の真ちゃんに今日のメニューと征ちゃんの体調を伝えに行った
『真ちゃん‼︎ それにあっ君も』
紫「ゆかちんだ〜。やっほ〜」
といつもみたいに抱きついてくるあっ君
緑「友香か。どうした?」
『征ちゃん体調悪いのにかなり無理してるみたいだから、無理やり保健室行ってもらったの… それから今日のメニューは……』
と征ちゃんから伝言されていたメニューを伝えた
『じゃあ、私征ちゃんの様子見てくるね』
緑「あぁ、頼む」
紫「えぇー、さっちんとか他の子が行けば良いじゃーん」
緑「紫原、我儘を言うな。友香は体調管理に長けているのだから、他の奴が行くより友香が行く方が良いのだよ」
紫「えぇ〜、俺ゆかちんから離れたくないんだも〜ん」
『あっ君、さすがに今は離して? 私が行かないと…』
紫「もぉ〜」
と言いながら渋々離してくれた
『じゃあ、ちょっと行ってくるね』
緑「あぁ」
私は保健室へ向かった
緑「紫原、最近のお前は友香に我儘を言い過ぎなのだよ」
紫「別にミドチンに関係無いじゃん」
緑「友香が困っているのだよ」
紫「ほんとはミドチンも俺みたいにあーやってしたいだけでしょー?」
緑「なっ‼︎ 違うのだよ‼︎」
紫「さぁ、どうだか〜。あ、黒ちんだ。オーイ」
と言いながら紫原は黒子の方へ向かっていった