第35章 平等な優しさ
今日は一軍の練習試合
大輝は去年の全中から何だかんだで毎日練習は来てる
(冷めてるのには変わりないけど…)
試合はもちろん帝光の圧勝なんだけど、最近大輝だけじゃなくてあっ君ももの凄いスピードで成長してる
赤「紫原、シュートを決めたから良いが、今のはお前に2人ついていた。俺に戻した方がより確実だったはずだぞ」
紫「あー…そう? まーいーじゃん別に決めたんだし」
こんな2人の会話が聞こえた
桃「……………。」
黒「……………。」
(あっ君、ほんとにあのときの大輝みたい… この急成長が凄く怖い……)
相変わらず大輝も凄いプレイの連発で、相手はやる気を無くしている
大輝の表情を見ると冷め切っているような割り切っているような……
とりあえずつまらなさそうな顔していた
(大輝のモチベーションも今がほんとギリギリって感じだな…… 白金監督がフォローしてくれてるおかげで何とかって感じ…… 私にできることって何なんだろう……)