第6章 青と紫に出逢う
紫「あらら〜、黒ちんに峰ちんじゃ〜ん。何してんの〜?」
青「お、紫原か」
黒「どうも」
紫「てゆうかこの子誰〜?」
紫原君と呼ばれた巨人は私を見下ろしていた
(こ、怖い……)
黒「彼女は今日転校してきた橙野友香さんです」
『は、初めまして』
紫「俺は紫原敦〜、よろしくね〜ゆかちん〜」
と言いながら、彼は私の頭をナデナデしてくれた
(えっ、意外と優しい…)
『ゆかちん?』
黒「彼は人を呼ぶとき◯◯ちんと呼びます」
『へぇ〜、そうなんだ。すっごく体大きいからちょっと怖いと思ってたけど、何だか可愛いね♪』ニコッ
紫「わあ〜、ゆかちんの笑った顔すっごく可愛いね〜。ね〜、もっかい笑ってよ〜。」
と言いながら紫原君は私を抱っこして持ち上げた
『わあっ/// む、紫原君高い、高いよっ‼︎ 降ろして』
青「て、てめぇー、紫原‼︎ 友香に何してやがるっ‼︎‼︎(言ってやがる‼︎)おろしやがれっ」
黒「そうですよ、紫原君‼︎ 何してるんですか‼︎(言ってるんですか‼︎)早く友香さんを降ろしてあげてくださいっ‼︎」
紫「え〜、何で〜?」
『む、紫原君。私からもお願い』
紫「む〜。ゆかちんが言うならぁ〜」
『ありがとう』
青(全く、紫原の奴油断も隙もありゃしねぇ)
黒(あの他人に関心の無い紫原君が初対面でこんなになつくなんて…)
紫(ゆかちん可愛い〜。後で一緒にお菓子食べよーっと)
(青峰君も紫原君も見た目は怖いけど、話してみたら全然そんなことなかった… 黒子君の言ってた通り、楽しい部なんだろうなあ…)