第29章 修ちゃんの卒業
今日は3年生の卒業式…
つまり修ちゃんがもう明日からこの学校からいなくなるということ……
私は卒業式が終わってからある場所へ向かった
(修ちゃん、いるかな……?)
体育館裏にて
『……修ちゃん?』
虹「っ‼︎‼︎ お前何でここに?」
『ただ何となく……修ちゃんここにいるかなあって……』
虹「……ほんとお前には敵わねーな;;」
『……?』
虹「…………。」
『修ちゃん…… アメリカ行っちゃうの?』
虹「……あぁ」
『ん…。…そっか』グスッ
虹「ハァ……ほんとお前はすぐ泣くな」
『……っ…ぅう…』
虹「ま、1人で泣かれるよりはマシ」
と言って頭をポンポンとしてくれる修ちゃん
『…っ…私が泣く…のは…ぅ…いっつも修ちゃんのせい…だもん…っ』
虹「〜ったく、何で俺のせいなんだよ;; ……あぁ、じゃあ、これ言ったら泣き止むか?」
『…っ…何…ですか?』
虹「俺、お前が好きだ」
『……っ…‼︎‼︎‼︎‼︎』
虹「伝えることねーと思ったけど、お前がここ来んの予想外だったから、気持ち抑えらんなかった」
『…っ…私も…私も修ちゃんのこと好き』
虹「……ハァ。…あのなあ、お前の“好き”と俺の“好き”はちげーんだよ」
『っそんなことな』
虹「そんなことあるんだよっ‼︎‼︎」
そう言いながら修ちゃんは私の腕を引っ張り抱きしめる
『っ/// ……しゅちゃ』
虹「俺の“好き”はこーゆーこと」
私が言い終わる前に、私の唇は修ちゃんの唇に塞がれてしまった