第29章 修ちゃんの卒業
『////……ん…っ…ふ/// …しゅちゃ』
虹「…ん……分かったか?」
と私から唇を離し、ニヤッと悪い顔して笑う修ちゃん
『……/////』
私はただ黙ってコクコクと頷くことしかできなかった
虹「やっと泣き止んだか」
『……ビ、ビックリし過ぎて止まりました///』
虹「ほんっとお前って鈍いよな;;」
『私、ファーストキスだったのに///』
虹「悪ぃ、俺がもらっちまった」
とまた悪い顔して笑う修ちゃん
『や、やり逃げなんてヒドイです///』
虹「やり逃げって意味ちげーだろ;;」
『っう……』
虹「まあ良いだろ?そんぐらいもらっても。俺はもうお前の側にいられねーんだから」
『……っ』グスッ
虹「だから、泣くなって‼︎ もっかいキスすんぞ」
『っっっっ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎』
虹「はっ、変な顔」
『もお〜っ/// 今日の先輩は意地悪です///』
私は抱きしめられたまま、修ちゃんの胸をポカポカ叩く
するとより一層強く抱き締められて
虹「そーやってムキになるとこも全部可愛い」
と私の耳元で囁く
『っ////』
虹「お前と出会ってすぐ好きになった。俺の人生初の一目惚れだ」
『………////』
虹「俺の初めてをやったんだから、お前の初めてだってもらっても文句ねーだろ?」
『む、無茶苦茶な理由ですね…///』
虹「それが俺だ←」
『確かに……さすが元鬼主将です』
抱きしめあったまま、2人は笑いあった