第24章 Trick or Treat
紫「最後はさっちんのとこだね〜」
『うん』
さつきのクラスへ着くと、クラスメイトの和泉やよいちゃんと話していた
『さつき〜‼︎ トリックオアトリート‼︎』
紫「お菓子くれなきゃイタズラするぞ〜」
桃「友香ちゃんに、ムッ君〜。待ちくたびれたよぉ〜」
『えっ、どうゆう意味??』
桃「2人が今日何かするっていうのは、昨日の時点でリサーチ済みよっ♪」
とパチンッとウインクするさつき
『さすがエリート諜報部員…‼︎‼︎‼︎』
紫「じゃあ、さっちんお菓子頂戴〜」
桃「フフフ、だから私2人のためにクッキー焼いてきたんだぁ〜♪」
私紫「『えっ⁉︎⁇』」ガクブル
前にさつきが家庭科の調理実習で作ったマフィンらしき物を食べて、私は気絶したことがある
桃「はいっ、遠慮無く食べてね‼︎」キラキラ
目の前に差し出された黒焦げの物体…
(す、凄く断りたい……‼︎ で、でもあんな目で見られたら断れない……‼︎‼︎)
『あ、ありがとうさつき……』
私は意を決して、その物体に手を伸ばし口へ運んだ…
その瞬間
バタンッ
紫桃「ゆかちん/友香ちゃん⁉︎⁇」
私は意識を失って倒れたのである
その後の話によると、あっ君が保健室まで運んでくれて私は5時間目まるまる寝ていたらしい…
(さつきのクッキーは殺人的だったけど… さつきの笑顔は守れたし、まあ良っか♪)
全員「「いや、よくねーよ‼︎ 死ぬぞお前‼︎」」
と誰かに突っ込まれた気がした友香であった←
そんなこんなのハロウィンのほろ苦い思い出