第23章 夏祭り
(フフッ、大好きな人形焼も買えたし♪ さつき達は、と……… あれ? いない……?)
私はさつき達とはぐれたらしく、その場でウロウロしていた
(あっ君や真ちゃん達、大きいからすぐ見つかると思うんだけど……)
だが、思ったよりも人が多くなかなか見つけられないでいた
そんなとき
男A「あっれー、君1人? てゆうか君超可愛いじゃん‼︎‼︎‼︎」
男B「ほんとだー、モデルでもやってんの? つか俺たちと祭回ろうよー」
『…私連れときてるんで……』
男A「良いじゃん、そんなの放っといてさあ〜」
と男は私の腕を掴む
『キャッ……は、離してください‼︎』
男B「あんま暴れんなって」
私が抵抗していると…
?「その汚ェ手離せ」
男A「あ?誰だてめェ?」
『しゅ…修ちゃ……』
虹「その手ェ離せつってんだよ」
修ちゃんは男の腕を掴み、ギリギリと音が立ちそうなくらい力を入れている
男A「っっっっ痛」
男B「っんだよ、男持ちかよ‼︎ 行こうぜ」
と言って男達は去って行った
『修ちゃん‼︎‼︎‼︎』
虹「やっぱりお前か……何してんだよ;;」
『ふぇ〜〜…さつき達とはぐれちゃって……』
虹「ハァ……ほんと手ェかかる奴だな、お前は」
『ご、ごめんなさぃ……』
虹「怪我ねぇか?」
『はぃ……』
虹「まあ、お前の浴衣姿に免じて許してやるよ」ボソッ
(顔には出てねーと思うけど、こいつの浴衣姿まじでやべぇ////)
『え……?///』
虹「ほら、ボサっとしてねーで行くぞ‼︎‼︎ 一緒に探してやっから」
『修ちゃん……ありがとう‼︎‼︎』
虹「おう」
と修ちゃんは私の手を引いて一緒にさつき達を探してくれた
途中、一緒に来てたらしい3年のバスケ部員の先輩達と合流したんだけど、そのときパッと離された手がなんだか少し寂しかった