第23章 夏祭り
そんなやりとりが続き、いつしか輪投げ屋の景品はあらかたあっ君に制覇されてしまった
『なんだか気の毒だね……』
黒「はい…。お店の主人が半泣きです…」
緑「思わぬ出費だった……。だが、まさか紫原の腕の長さがこんなところで役に立つとはな」
と景品でいっぱいになった袋を手にして真ちゃんは言った
紫「ミドチン、約束忘れないでね‼︎」
そして私たちは5人で屋台を巡った
紫「はい、ゆかちん。あーん」
と綿あめをちぎって私にアーンしてくるあっ君
『あー……ん。あっ君ありがと♪ でも、良いの? もらっちゃって』
紫「ゆかちんは特別〜」
『あっ君………‼︎‼︎』感動中
私はギューっとあっ君に抱きついた
紫「ゆかちんは可愛いからぁ〜」
って頭ナデナデしてくれるあっ君
(あっ君、可愛い/// まじフェアリー///)
緑「おい、貴様ら人前で抱きつくな;;」
黒「僕もその意見には賛成です。ただでさえ目立っているのに余計目立ってしまいます;;」
と注意され、私は『えーっ』あっ君は「ブーッ」と言いながらも離れた
それからまた屋台巡りしてて
『あっ、人形焼き屋さんだ‼︎ ちょっと私行ってくるね‼︎‼︎‼︎』
桃「あっ、友香ちゃん‼︎‼︎ 1人で行かない方が」
私はさつきが言い終わる前に駆け出していた