第20章 青の開花
過去最強の帝光バスケ部は、他を寄せ付けない圧巻の戦いっぷりで全中出場を決め、キセキの世代といわれる彼らの中でも特に青峰はズバ抜けていた
これはまだ全中地区予選中の話
ある日の部活前
『だーいきっ‼︎』
青「あ、おっおう……」
『どうしたの?ボーッとして…』
青「いや……何でもねェよ」
『そ? 最近すっごくバスケの調子良いみたいだね』
青「あ〜〜……まあな。………なあ友香」
『なぁに?』
青「………いや何でもねェよ」
『フフッ』
青「何で笑ってんだよ」
『大輝の癖が出てるなあ〜と思って』
青「あ?」
『大輝はね、嘘つくとき絶対目をそらすんだよ? だてに毎日観察してないんだから♪』
青「‼︎‼︎ あー…まいったな……」
『でも話したくないことだったら聞かないから。……そのうち話したくなったら話して? 私いつでも聞くから』
青「あぁ、わかった…」
予選の試合中
観客A「何ー⁉︎アリウープ⁉︎ 」
観客B「いやそれよりその前…… どうやってパスが……」
テツ君から大輝へのパスからのアリウープ
2人はお互い笑って拳を合わせていた
私(フフッ、やっぱり大輝とテツ君は1番息ピッタリだな♪ )