第3章 strategie③
そうしてまだ乳首も満足させてない状態で、今度は人差し指だけで、太ももをなぞった。
「んっ……//…ぁ…んっ…ぃや…//」
ヒロカはずっともじもじさせている。
「脚舐めてあげるわ。」
そう言って膝や太もも、下着ギリギリのラインをゆっくり丁寧に舐め上げる。
しかし肝心なところには触れない。
「ぁ…んっ!…//はあ…ん…ぁあんっ…」
脚しか舐めていないのに、ヒロカの目はとろんとしていてもう崩れ落ちそうだった。しかしフックにかかった腰ひもがなんとか抑えている。
「あっ…//…んんっ…だめ…だ…め…」
「ん?」
「もう…我慢できないです…」
俺はフックから外して、腰ひもをほどいてあげる。そうするとヒロカは床にしゃがみこんだ。
息もかなり上がって、ハアハアいっていた。
俺はそんなヒロカを横目に、楽屋に置いてあったメモ帳とペンをとって、自分の電話番号とアドレスを書きこんだ。
そしてそれをヒロカに渡す。
「続きして欲しかったら連絡せえ。」
「え?」
ヒロカは潤んだ瞳で俺を見上げた。
何を言われたのかいまいち理解できてないようだ。
「じゃあ、撮影がんばろうな。」
俺は彼女の肩をポンと叩き、楽屋をあとにした。