第8章 strategie⑧
右腕でヒロカの太ももを撫でると更に呼吸が高鳴っていった。
「はぁ……んっ…ぁぅ…はぁ、はぁ…んっ」
耳元でヒロカの甘ったるい吐息がかかって体中が火照っていく。
「どうして欲しい?」
「ん……んっ…えっと…はぁ、んっ」
「ん??」
「はぅ…ぁん……っ」
彼女の快感を高めるように下着のラインのキワをいやらしく撫でてやる。
もっと感じるところを触って欲しいのか彼女の声はどんどん甘えたような求める声に変わっていった。
たまらない。
全身で俺を求めてくる彼女を見て、征服感が満たされる。
ヒロカは俺のものだ。
こうやってお互いの体を求めて性欲を満たしている時だけ、俺は自信満々になる。
次いつ会えるのか分からないことを忘れて、夢中で彼女をいじめるた。
「どうしたん??どうして欲しいかちゃんと言って。」
「ぇっと………っ、んっ……ぁんっ」
それでも恥ずかしがって言わない。
「言えよ。」
冷たくそう言うと、彼女は一瞬俺の方を見た。
傷ついたような感じているようななんとも言えない表情で。
「直接…触って…欲しい……」
「どこを??」
「………っ………ぇっと……」
「どこ??」
「………クリトリス」
ヒロカはMだ。
正真正銘のM。
言葉で責めると傷ついた顔をしながら興奮するんだ。
それが本当にいやらしくてエロくてすけべでたまらない。
下着の中にするりと手を忍ばせて中指でクリに触れると、彼女の体は飛び跳ねた。
「どすけべ。」
罵るようにそういうと、さっきまで傷ついた顔してたのに、彼女は恍惚とした顔で喘いだ。