第4章 two
「私、喰種と戦う主義ないの。」
そういいながら、私も男を睨む。
「目は俺の事を威圧してっけど?」
男はそう言うと目を赫眼にし、羽赫をだした。
私は溜息をつくと、仕方なく赫眼にし羽赫をだした。
「それでいいんだよ。」
男は笑うと、いきなり飛びかかってお腹に蹴りを入れた。
「うァッ‼︎」
蹴りの力が強すぎて、目を見開いた。
私は喰種をなめていたかもしれない、とその時知ったぐらい力の差が違った。
「おらぁっ!」
「ッッ、」
「どうしたんだよ。そんなもんかよクソが。」
「ッはぁっ!!」
男を壁へと投げつける。
そして、すぐさま男の元まで飛んで行き私も蹴りをいれた。
「全然きかねぇ。甘っちょろいんだよ。」
蹴った後、すぐに足を離そうとしたが、相手の動く速さが速すぎたため、足を掴まれた。
そして、足をたべられた。
「ぁあああぁあぁッッ‼︎」
痛い。いたいいたいいたいいたいいたい。
私の今の力じゃ勝てない。
その時に確信した。