• テキストサイズ

【東京喰種】蝶と蜘蛛

第4章 two


いたくて、いたくて.,
私は唇を噛み締めながら

本能的に逃げた。


でも、よく考えて。
私は、私っていう喰種しか知らないんだ。

最近になり、喰種同士で争う奴も増えている。
私のすぐ後ろにいる奴もそう。

そしておもった。



だめなんだ...このままじゃ...
人間を殺すのが嫌いとか、

そんな事を言ってる場合じゃないんだ。

私は..もっと強くなるんだ‼︎‼︎

その瞬間、逃げていた足を止めて相手を睨みつけた。

「喰..を....おし...て」


「あ?何言ってんだ?聞こえねえぞ。」





「喰種を、私に教えて。」





私がするどい目でそう言うと、相手の喰種はニヤッと笑った。



「教えてやるよ。全ッ然わかってねぇみたいだからな、お前みたいなやつ欲しかったんだ。」
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp