第2章 ポケモントレーナー登場!
「あーやっぱここのクレープじゃないとダメだよね~!」
「このたっぷりクリームとバニラアイスがたまらんっ!!」
クレープ屋さんの前に置いてある白いベンチに腰かけて、口元べちゃべちゃになりながらバナナクレープをほおばる私とサクラ。
クレープ屋さんのお向かいは昔ながらのゲームセンターがひっそりと営業してて、小学生の溜まり場みたいになってる。
少年「これ俺が育てたポケモン!強いだろ~レベル55だぜ!」
少年「はぁっ?!まだまだだし!俺のなんか67だぜ!」
・・・少年ってホント元気だよね。
私もちょっと昔まではゲームとかやってたもんだけど・・・。
少年「そういえばさぁ、今日ラクーラ高校の前でポケモンみたいな犬見たぜ!」少年「ウソッ!どれに似てた?!」
少年「待てよ!・・・えーっと、これこれ!写メ撮ってきた!」
少年「え、これマジでポケモンじゃねー?!スゲーっ!!」
「・・・って、あ!!」
私は知らない間に体が動いてて、少年のゲーム機を取り上げてた。