第3章 red sickle
私達はタウンハウスから馬車に乗り込みあの方のいらっしゃるところへ向かった
劉「――で、ここどこ?」
マ「あんたさっき知ってる風だったわよね!?」
セ「坊っちゃんのお知り合いが経営なさってるアンダーテイカーですよ」
マ「アンダーテイカー?」
ガチャッ シ「いるか。アンダーテイカー」
?「……ヒッヒ…そろそろ…来る頃だと思ってたよ…」
ぎいいぃ…と私達が立っているすぐ横に立て掛けてあった棺の中から私達が会いに来た人物が出てきた
ア「よぅ~~こそ伯爵…やっと小生特製の棺に入ってくれる気になったのかい…!」
シ「そんなワケあるか今日は…」
ア「言わなくていい。伯爵が何を言いたいのか小生にはちゃ~~んとわかっているよ。ああいうのは“表の人間”向きの“お客”じゃない。小生がねキレイにしてあげたのさ」
シ「…その話が聞きたい」
ア「じゃあ話をしよう。お茶でも出すよ。そのへんに座っててもらえるかい?」
そのへん…?そのへんと言われても私達の回りには椅子はなくあるのは棺…
アンダーテイカーは棺に座れと言ったのか…
それもどうかと思いますけど…
仕方ないので坊っちゃんをはじめ皆さまは棺の上に座った