第3章 red sickle
すると劉様は私と坊っちゃんの腕を掴んだ
『え…?』
劉「そうと決まれば直ぐに行こうじゃないか伯爵!!」
マ「ちょっと!!(怒)男ってのはせっかちね!お茶くらいゆっくり飲みなさいよ。私も行くわ。現場ってドコなのよ劉」
劉「知らないのかい?マダム。じゃあそのへんの人に聞いてみないとダメじゃないか」
『(゜ロ゜;』
マ「アンタ今まで知らないでしゃべってたワケ!?」
シ「落ち着け。誰も現場に行くとは言ってない」
マ劉「「え?」」
シ「どうせすでにヤジ馬だらけでろくに調べもできんだろう。僕が行けばヤードもいい顔をせんだろうしな」
マ「じゃあどーすんのよ」
劉「伯爵…まさか…」
シ「その“まさか”だ。僕もできるなら避けたい道だがやむをえん。こういう事件に奴ほど確かな情報を持ってる奴はいないからな」
坊っちゃんはあの方を嫌煙にされがちですが私はそれほど嫌ではありませんし…
少し………………
いえ…かなり奇怪な方ですがいい人なんですよ?