第4章 birthday
坊っちゃんとフランシス様には着替えていただき、先程フランシス様に見て頂いた馬に坊っちゃんとエリザベス様が、別の馬にフランシス様が乗り森へ向かった
シ「セバスチャン」
セ「は…坊っちゃん、こちらです」
セバスチャンは獣達の臭いをかぎ分けそちらに誘導した
フ「お前の執事は犬も兼用か?」
シ「そのようなものですよ。“あれ”は」
セ「ではこのあたりで始めさせて頂きます」
『ルールは左右25メートル以内のお互いのテリトリーを守る事と、規定の高さ以下の鳥は撃たない事…で、よろしいですね?』
シ「ああ」
セ「では只今よりゲームをスタート致します。制限時間は3時間です」
フ「ではまたなシエル!」
フランシス様は颯爽と馬で走り去って行った
シ「リジーお前も降りろ」
エ「せっかく一緒に来たのにぃ~~」
セ「1-0」
『!…さすがフランシス様、早速何か仕留められた様ですね』
セ「どうやら坊っちゃんでも手強いお相手となりそうですね?」
ドォン!! 坊っちゃんは頭上に一発撃った
エ「きゃあっ!」
するとキジが1羽落ちてきた
シ「叔母様には悪いが、僕はゲームと名のつくもので負ける気はしないな。リジー、危ないからそこでセバスチャン達と一緒にいろ。いいな」
坊っちゃんはエリザベス様を降ろしフランシス様の後を追いかけていった
久しぶりに見せる…楽しそうな笑顔で…