第4章 birthday
私達は馬屋へ移動した
セ「いかがでしょうか侯爵夫人。主人の愛馬にと見事な青駒の毛並みの馬を迎えまして、以前より侯爵夫人にご覧に入れたいと思っておりました」
フ「ほう…たしかに良い馬だ。腰もしっかりして面がまえも良い。そうだ。シエル、これから私とハンティンに出ないか?」
シ「叔母様とですか?」
フ「娘の夫になる男がどれ程の男か見る良い機会だ。それとも、少女の様な華奢なファントムハイヴ伯爵には“狩猟”はキツすぎるか?」
シ「いいでしょう。セバスチャン、ネイラ準備を」
フ「勝負だ。シエル!」