第4章 birthday
ひさしぶりで忘れてしまっていた。フランシ様の性格を…
坊っちゃんの支度が済むと同時にフランシス様とエリザベス様を乗せた馬車が到着した
シ「お久しぶりにお目にかかります。マーショネス・オブ・ミッドフォード…今日“も”また予定よりお早いご到着で…」
フ「堅苦しい挨拶は結構。今起きたという顔ですね。アール・オブ・ファントムハイヴ?」
シ「いえ、そのような…「寝起きのシエルもかわいーっ」ぐえっ」
エリザベス様は坊っちゃんにいつものように抱きついた
フ「エリザベス!挨拶もなしに無礼なマネはよしなさい。この母の実家といえどレディたるもの礼節をわきまえろといつも…(怒)」
エ「ごっごめんなさいお母様!!」
『…お久しぶりにお目にかかります』
セ「侯爵夫人、エリザベス様ようこそいらっしゃいました。本日は遠方より―…?」
フランシス様眉間にしわを寄せセバスチャンの顔をずっと見つめていた
『あの…フランシス様?どうかなされましたか?』
セ「私の顔に何か…」
フ「いやらしい顔だなお前は!」
セ「生まれつきこの顔でして…」
フ「それに!」
フランシス様はセバスチャンの前髪をわし掴みにした
フ「お前もシエルも男のクセにダラダラと前髪を伸ばしおってうっとうしい!タナカを見習え!!」