第3章 red sickle
セ「…そうでなくてはね…いつでも貴方は駒を上手に使い生き残ればいいのです。私達もマダムも利用して」
『その玉座の下に駒の亡骸が積み上がろうと、決して倒れてはいけません。王が倒れればこの“ゲーム”は終わりなのだから』
シ「僕は立ち止まらない。踏み出した一歩に後悔もしない。だから…命令だ。お前達だけは僕を裏切るな。僕の傍を離れるな…絶対に!」
「『イエス・マイロード…』」
私とセバスチャンは坊っちゃんの前に跪いた
私は絶対に坊っちゃんの命令を全うする
坊っちゃんの…貴方のその命が尽き最後の命令を下すまで…
それが
私の望みであり
願いであり
全てなのだから…