第3章 red sickle
劉様に紅茶を渡し私はその場に待機した
劉「別に一人でも我はかまわないんだけどね」
『そんなことできません。…それに…私は…いえ…なんでもありません』
空になったカップを受け取り、私は部屋を後にしキッチンでカップやポットを洗いある場所に向かった
向かった場所は剣術もできる広さの広間だ
『リオン』
〈なんだ?〉
『相手になって…』
そう言い私は袖口から折り畳み式の警棒を取り出した
〈…無理すんなよ?〉
『大丈夫…私は強くなりたいの…!』
本当は銃も使いたいところだが、屋敷内には劉様もいる
そんな騒音になることはできるわけがない
それから一時間近くリオンとやりあっていた
〈…今日はここまでな〉
『はぁはぁ…うん…』
一時間近くやりあっただけだったが私はもう汗だくだった
坊っちゃん達はまだ帰って来ない
坊っちゃん達が戻って来る前に
私はシャワーを浴びて坊っちゃん達の帰りを待った