第3章 red sickle
マ「ちょっとセバスチャン…そりゃあんた、いくらなんでも無理が…」
私はセバスチャンから名簿を受け取り一部を朗読した
『チェインバーズ伯爵家主治医ウィリアム・サマセット、メアリ・アン・ニコルズ殺害時ハーウッド伯爵家主催パーティーに出席にてアリバイあり、秘密結社等の関与なし…』
セ「以上の調査結果により――条件を満たす人間はただ一人にまで絞り込めました」
『では、詳しいお話はお茶にしてからに致しましょうか』
マ「一体どんな手を使ったのよセバスチャン?あんた本当にただの執事?O.H.M.S.S.とかなんじゃないの?」
セ「…いいえ私は――
あくまで
執事ですから」