第3章 red sickle
途中色々ありまして…タウンハウスに着いたのは1時間程過ぎたくらいだった
劉「はぁ…やっとついたねぇ」
マ「グレルが道間違えるからエライ遠回りしちゃったじゃない!」
ガチャッ 私はドアを開け皆さまを中へ入るように促した
劉「まあまあマダム・レッド、アフタヌーンティーでも飲んで一息入れようじゃない…か…」
セ「お帰りなさいませ。お待ちしておりました。アフタヌーンティーの準備ができております。今日のおやつは洋梨とブラックベリーのコーンミールケーキです」
マ「ちょっと…あんたなんでココに!?」
セ「用事が済みましたので先に戻らせて頂きました」
マ「“用事”ってもう名簿が作れたの!?」
セ「いえ?先程の条件に基づいた全ての方の名簿を作り、全ての方に“直接”お話を伺って来た“だけ”ですよ。貴族の主治医まで調べていたので少々時間がかかりましたが」