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Swear to you...

第7章 Secret Circus


「これはどうするのですか?」

「この生地に具を乗せて丸めます。手伝って頂けますか?」

「もちろんです」

アグニさんにコツを教えてもらいながら、丁寧に一つずつ作っていく。
何個か作っていくうちに慣れてきて私は口を開いた。

「私がセバスチャンと共に何故行かなかったか聞かないのですか?」

「…聞いてもよろしいのですか?」
「構いません」

「では、何故ですか?」

「坊っちゃんの命令です」

「シエル様の…」

昨晩の記憶を思い出すように私は言葉を繋げる。

「見ての通り、私はこんな姿ですし坊っちゃんのお仕事に支障が出てはいけませんから。それに、足手まといなんです。私は」


「そんなことありません…!」


アグニさんは語尾を荒くして私の言葉を否定した。
「ネイラ殿は足手まといではありません…!私もソーマ様もネイラ殿に感謝しているのです。シエル様やセバスチャン殿と共に親切にしていただいて」

「そ、それは坊っちゃんの命令であって…」
「いいえ、私はネイラ殿の強さと優しさをこの目で見ましたから」

そんな…そんな優しい言葉を私に与えないで下さい…。
卑屈になっていた私が、馬鹿みたいじゃないですか…。

「…!出すぎたことを…!」

「いいえ、ありがとうございます。アグニさん」


坊っちゃんの為にできることを私は私なりにしなければ。
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