【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?番外編やNGなど
第5章 青峰くん誕生日特別小説
「なぁ、プレゼントねぇのか?」
『あるよー』
「くれ」
『はいはい』
バッグの中からラッピングされた涼太や緑間とは違う大きめのプレゼントを取り出して大輝にはい。と渡す
こいつがケーキとか喜ぶ柄じゃなさそうだから、今回は物にしたのだ
「あ、開けていいか?」
『構わないけど?』
「…おお!
バッシュのケースじゃねぇか!」
『そんな高いものじゃないけどね』
「いんだよ。ちょうど新しいの欲しいと思ってたんだから」
『そうか、それなら良かった』
あたしがあげた誕生日プレゼントを気に入ったのか無邪気な顔をしてバッシュのケースを見つめる大輝
その表情はこの間の全中よりも生き生きした顔で、テツヤのことをふいに思い出した
『…テツヤと仲直り、した?』
「してねぇけど」
『まあ…よっぽどにならない限り口を出す気はないけど』
「そんなことよりも、お前マジでその髪大丈夫なのか?」
『そんなことって…まあ、別に色が変わってから何もないよ』
大輝が指をさしているのはあたしの髪
その髪は数日前全中決勝にて茶色から一気にオレンジへと変化したもので、色んな人から心配されたが別に大丈夫だろうと自己判断した
そう答えると大輝は先程のバッシュケースを見るかのようにこちらを凝視しており、その視線にドキリとした