第6章 迷いと決意
セリシアSIDE
「あ、ジャーファル。仕事終わったの?」
風呂上り、ジャーファルと廊下であった。
「セリシア。風呂上り・・・ですよね?」
「うん。さっぱりしてて気持ちいいよ。ジャーファルも・・・入ってきたら?」
「そうですね・・・。」
何かよそよそしく感じられるのは気のせい?
なんか・・・。
避けられてる・・・??
うーん、なんか違うな。
表現がうまくできないー。
「・・・セリシア、この後の予定は?」
「え?別に・・・。あとは寝るだけですけど?」
予定って、もう夜なのに。
寝る以外に何があるんだろう?
・・・仕事とかって答えが返ってきそうで怖いから聞かないけどね。
「少し・・・時間、いただけますか?話したいことがあって。」
「いいよ。あ、物置いてきますんで先に言っててください。いつもの場所でいいですよね?」
ふろセット重いんだよね、うん。
「ええ。では待ってます。」