第5章 幸せって?
セリシアSIDE
「・・・セリシア、大丈夫?」
剣術の後、魔法をやりにヤム姉のところに行った。
そしたら早速、やらかした。
「あー、うん、多分・・・。」
雷の球を圧縮させて作ろうとしたら、見事に爆発。
っていうか、見事に自分で感電。
痛いけど、すぐにヤム姉が水魔法で冷やしてくれたおかげで少し緩和された。
「うーん・・・。何かあったの?いまいち集中できてないように思うけれど。」
やっぱ、わかるのかなあ・・・。
「まあ、大したことじゃないよ。ごめんね。」
「別にそれならいいのだけど。悩みがあるなら相談しなさいよ?」
「うん。ありがと。」
でも、これは相談できない。
私一人で決めなきゃいけない。
自分の人生、自分で決めなくちゃだめだから。