第4章 国王と話すこと
セリシアSIDE
「ストップ。・・・何で私?デアルじゃなくて。」
するときょとんとするカルマさん。
「・・・デアル・・・?・・・・・・・・。あっ!お兄さんですか!」
なげえ!
考える時間なかなか長かったよ。
「そう、デアル。あっちの方が上だし。」
普通、王子で年上のあっちじゃね?
「あー、お兄さんの方は所在不明でして。探せなかったんですよね・・・。」
・・・。
まあ確かにいろんなとこ旅してて、私でも所在不明なことはあるけどさ。
「・・・シンドリアに滞在してると思うけど。」
「えっっ!!」
あ、しらなかったんだ、やっぱ。
「呼ぶ?」
「・・・いや、後にします。それなら、先に私的な話を済ませたほうがよさそうなんで・・・。」
だから私的ってなに?
人に聞かれちゃまずい話なの?