第4章 国王と話すこと
セリシアSIDE
「うーんと・・・。昨日も考えたんですけど、やっぱどういえばいいかってわからないものですねー・・・。」
「?はぁ・・・」
よくわからないけど、曖昧に相槌を打ってみる。
「えと、さっきあなたも言ってましたけど、王の死の偽装は、本当はそうじゃなくて。」
何が言いたいんだろう?
この人口下手なのかな?
「・・・セリシア、あなたのためなのです。」
「・・・は?」
まった、待った。
突然どういうこと?
「シンドリアにとって負の価値になってしまったこれはない方がシンドリアのためになるでしょう?僕としてはシンドリアがどうなろうと一向に構わないんですけど、シンドリアにいるあなたは悲しむって思ったので・・・!」
んーと?
話が読めないぞ?
「つまり、ですね・・・。その、ですね・・・!!」
なんかすごいテンパってるよ?
あ、この調子だと勢いにまかせるかな?
そしてそれはホントに勢いに任せて発せられた。