• テキストサイズ

【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第4章 国王と話すこと


セリシアSIDE


「こんにちは。お呼びになったとお聞きしましたが。」

ウィリランデの弟王子に向かい、礼儀の姿勢を取る。

「ええ、呼びました。急にお呼びしてしまい、申し訳ありませんね。」

「いいえ、構いませんよ。」

「お座り下さい。」

「では。」

互いに向き合うように用意されていた席に座る。
・・・気配を巡らせてみたけど、本当にジャーファル立ち聞きしてるし・・・。
あ、シンドバッドさんもいる。
何やってんの、国のトップと言うものが・・・。
軽くあきれる。

「まずは、自己紹介すべきですよね。ウィリランデ王国第2皇子であり、副国王。カルマ・ベルッセといいます。よろしく。」

笑顔で手を出してくる。
私もその手を握り握手をする。

「よろしく。私のことはご存知のようですけど、一応自己紹介しておきます。元、キユノ王国第1王女。今はここシンドリアで副政務官をやってます、セリシア・スノーウェルです。」

「副政務官、だったのですか・・・。」

正直驚くように言うカルマ王子。
確かにピス姉の言う通り、かっこいいの類に入るね。
そして若い。
/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp