第4章 国王と話すこと
セリシアSIDE
「どうしたの、走って。」
気配を察せたからそんなに驚かずに聞く。
ジャーファルは少し息をつくと、すぐに話した。
「セリシア、来てくれますか?」
「え、急だね。どこに?」
「会談の席に。」
・・・は?
会談の席?
「・・・誰と?」
「ウィリランデの王子とです。」
「はぁぁぁ?????」
突然すぎるでしょ!?
何で私?
深夜にあったのが私だとばれたのか?
「話は歩きながらしましょう。こっちの仕事はこのままで構いません。」
さあ、とばかりに歩き出す。
ついていくけど、ほんとになんで私が??