• テキストサイズ

【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第3章 王子来賓


セリシアSIDE


「その一行はなかなかの人数いたよ、やっぱ。でもさ、一目見てあの人が王様だってわかったよ!」

ピス姉も迎えの一団にいたらしい。
だから、その時の話を楽しそうに教えてくれる。

「服装はそんな豪華じゃないんだけどね、かっこいいんだよ!落ち着きがあってね、礼儀もなってた!」

「へぇ・・・。弟王子、だよね。」

「そう!今までは副国王の位置にいたらしいよ。まだ新国王の正式発表はしてないみたいだけど、新国王になるみたい。」

「まあ、普通に考えたらそうなるよね。弟だし。」

「まあね。茶髪でね、見た感じ20代前半だったな。」

「・・・20代前半?副国王なのに?というか弟王子なのに?」

前の(つまり殺めた)国王はどうみても30代から40代のあたりだった気がしたけど。
ってか、若。
シンドバッドさんもそんなんだって言ってたけど、20代前半の国王がそんなにいていいのか・・・?

「実際若いのか見えるだけなのかはわからないけどね。とにかく若そうだったよ!」

「へぇ・・・。で、それがいい話なの・・・?」

「うん。あ、もう一個あるよ!多分そっちの方がいい話。」

もう一つ?
/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp