第3章 王子来賓
セリシアside
思いっきり寝た。
結局することなくて暇で。
時刻を見ると、すでに5時半。
だいぶ寝ちゃったかな…。
っていうか、寝た後で思うのもなんだけど、寝てたらこの身長になれないよねぇ・・・?
というね。
コンコン
タイミングがいいな、と思うぐらいのタイミングでドアをノックされる。
あー、この気配はピス姉かな?
「誰~?」
ドアを開けながら問いかける。
「やっほ~。ピスティだよ~!」
よっしゃ、正解!
やっぱりピス姉だった。
「どうしたの?」
「いや、遊びに来ただけ。今日仕事ももう終わってるって聞いたから。そろそろ起きるかなーって。」
「もしかして、寝てる間に来た?」
「うん。」
あー、それはひどいことしちゃったかもな・・・。