第3章 王子来賓
セリシアSIDE
「う・・・。」
「どうかしました?」
そろそろお昼かな、と言う時間帯。
ちょっとこらえてたんだけど、耐えきれんかった。
「ごめん・・・。ちょっと気持ち悪い。」
一応区切りのいいところまでは持ってった。
幸い気持ち悪いだけだから、休めばなんとかなるはずだ。
「やっぱり、初日から仕事はきついですよね・・・。」
「気持ち的には次の日、なんですけどね。」
「まあ、身長が関係してるんでしょう。」
だろうな、やっぱ。
長続きしないことを祈りたいんだけどな・・・。
「今日はもう、仕事はやめましょう。部屋で休んでください。」
「えー。」
「えーじゃないでしょう。それでひどくなったらどうするんです?」
「じゃあせめて昼まで!」
「昼って・・・。まあいいでしょう。後30分ですしね・・・。ゆっくりやってくれれば構いませんからね?」
「はーい。」