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【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第18章 選択の悩み


セリシアside


「気づいたら、その…。すごい信頼できてて。あの、私の母のおかげもあったようには思うのだけど。」

…なんか、セーカさんたじたじになってきた?
何か隠してる??

「それで、彼とまた別に旅をすることになって。彼とはそれきりでしばらくは何もなかったのです。」

…なんだろ、ほんのり顔赤い気がするけど…?
まあいっか、それはおいていこう。

「そうして私たちはまた旅をしていたのですが、つい数ヶ月前あの方は突然私たちの前に現れたのです。」

「…突然?」

数ヶ月前ってのがどれくらいかわかんないけど、もしかしたらキユノ王国の復活の時とか?

「はい。魔法と気配を察知した、と言っておりましたが、正直理解をちゃんとできてはいません。」

あー、なるほど。
つまりデアルはセーカさんを副政務官に誘う為に探し出したってことか。

「それで復活する国の役職について欲しいと言われまして、それで今に至ります。…そしてキユノ王国へ着くまでの間にも私たちは助けられまして、信頼が厚くなったのです。」

そっか、確かにあの人は気配りはできる。
それは間違いないだろう。

「あれ、でも待ってください。…私たちっておっしゃいましたが、セーカさんのご両親は?」
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