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【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第18章 選択の悩み


セリシアside


「ええと、1番理由となるのはですね、王が王になる前にあった出来事からです。」

「…王が王になる前ってことは、兄が旅してた時のことですか?」

そんな前からセーカさんと交流があったんだ…?
知らなかったかな。

「そうですね。元々私の一家は普通に旅をしていた一家です。高い位があるわけでも人からの信頼があるわけでもありません。…そんな私達が旅をしていた時に、デアル王と会いました。」

…セーカさんって、元の出は普通の一家だったんだ?
それに1番びっくりしてる。
てっきりそれなりの位があったのかと思ってたよ?

「失礼ですが最初は全く信用していなかったのです。…ただ、ちょっとその頃色々あって、デアル王に助けられたので…。それが、友人程度に持つ信頼が形成されたきっかけですね。」

…アイツ何したんだ?
まあ確かに会ってすぐの人を簡単に信用はしないけど、そんなすぐに友達くらいにはなったのか…。
てか助けたのか。
何があったのか気になるけど、まあおいそれと聞くことじゃないよね…。

「その後もなりゆきで、しばらく一緒に旅をしまして。…色々と気づいてくれて、おかげで助かったこともあって。」
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