第2章 身長・・・マジで?
セリシアSIDE
「セリシア、異次空間で何があった?」
「異次空間?」
少々的外れな意見に聞こえて聞き返してしまう。
「もしお前が呪術か何かでこうなってるんじゃっておもったなら、ここに来る理由もわかる。・・・でも、残念ながらお前に呪術はかかってないよ。」
呪術じゃないのか・・・。
でもそれなら、的外れな意見ではないのか。
「何があったって・・・。ママと話した。」
何か、って言われても、思い浮かぶのはそれだけだ。
だって、他に大したことはない。
・・・告白はしたけど。
「ママ・・・?」
驚きと言うか困惑と言うか、いろんな気持ちが混ざったような複雑な表情をする。
ママは5年は前に死んでるもんね。
そう思ってもおかしくないか。
「あのね、ママのルフが私と一体化してたんだって。それで、異次空間で実体化したんだよ。」
「・・・それで話したってわけか?」
「うん。」
まだこの話はデアルにしてない。
知ってるのは、私とジャーファルとシロナだけ。
そのシロナも今は眠ってるのかでてこないけど。