第2章 身長・・・マジで?
セリシアSIDE
「・・・その話はあとで詳しく教えてくれ。」
以外にも出たのはその言葉だった。
だって、もっと追究すると思ったから。
「今長く話してたら、朝議はおろか朝ごはんまで遅れるだろうから。」
なるほど、納得。
「けど、一応俺の推測する答えは言う。・・・おそらく、ママと話せたからだと思うよ・・・。」
「ママと?」
「だってセリシア、ママの死をずっと心にとめてただろう。だから心的ストレスとなって身長も伸びなかったんだよ。」
ああ、確かに。
ママにも言われた。
「だから、話して重荷が取れて、今まで伸びなかった分の身長が一気に伸びたんだろう。・・・それが俺の推測。役に立ちそうか?」
「うん、大分。多分、それが真実じゃないかな?」
すんなり納得できたし。
他に何かあるとも思えないし。
「でも、もうちょっとゆっくり伸びてほしかったな・・・。困惑する。」
どうしようもない話だけど、ため息が出そうになるよ・・・。