• テキストサイズ

【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第12章 嫌な予感


ジャーファルSIDE


「は?」

シャルルカンのところへ行ったところ、彼女の姿は見れなかった。
そこでシャルルカンに聞いてみたのだが。

「だからてっきりジャーファルさんのところにいるのかと思ってたんですけど。」

そう。
つまり彼女はここにきていなかった。
話を聞けば、今日はまだ一度も会っていないらしい。

「まだ寝てたりして。」

「まあ可能性は全くないわけではありませんけど・・・。」

それでも朝が強い彼女だ。
どうもそんな気がしなかった。

「わかりました。とりあえず部屋に行ってみます。そのあとで仕事を手伝ってもらいたいので、もしここに来たらそう伝えてください。」

「わかりました。」

・・・どういうわけか、嫌な予感しかしなかった。
珍しいことではあるが、今までに全くなかったわけではない。
それなのに、なぜ今回は嫌な予感がするのだろうか・・・。
足早にシャルルカンのもとを去り、セリシアの部屋へ向かう。
ただ寝てるだけ、そう信じて。
/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp