第12章 嫌な予感
ジャーファルSIDE
「・・・ん。シン、私ちょっとセリシアのところに行ってきますね。」
「は?お、おい、いくらなんでも昼に見れるだろ・・・。今会いに行かなくてもいいんじゃ。」
「・・・何勘違いしてるんです。ちょっと彼女に頼みたい仕事があるんです。」
気になるのも会いたいのも事実ですが、これも事実。
私より彼女の方が物事が進みやすい案件と言うものがあるのだ。
「・・・サボらないでくださいね?」
「わかってるよ!!」
どうだか。
シンを一瞥しながらも、彼女のもとへ行く。
・・・といっても場所がわからないですし、とりあえずシャルルカンのところに行ってみますかね・・・。
そこにいないのなら部屋に行って、それでもいないのならヤムライハ、ピスティ・・・。
さすがにそのどれかにはいるでしょう、さすがに。