第12章 嫌な予感
ジャーファルSIDE
おかしい。
何がおかしいのか?
・・・今日はまだ一度もセリシアに会っていないことだ。
「・・・直接シャルルカンのところに行ったのでしょうか・・・?」
「は?何の話だ?」
つい言葉が漏れてしまう。
めざとくそれをシンは聞きつけた。
「セリシアですよ。あの子朝は強いんです。朝食の時にいないのなんて、前日にお酒を飲まされたあとか、よほど前日に体力を使ったのかのどちらかなんです。」
それでも朝起きれなかった後は、最初に私のところに来て寝坊したことを伝えに来るのですから。
「・・・ジャーファル、お前らってシて「ないです。」」
何をいいだすんだ、この王は。
その話題は2ヶ月ほど前にやりましたけど。
あの時はセリシアはまだ内容とか知らなかったし・・・っと、これはどうでもいいんでした。
「ふう・・・。」
今日一回も会っていないだけでこれは、結構重症ってことですかね??
自分に呆れます・・・。