第2章 身長・・・マジで?
セリシアside
「・・・あのさ、もう少し普通に起こせないのか?」
軽く恨む調子で言うデアル。
開口一言目がそれかい。
「起きないデアルが悪い。」
「・・・それでも魔法で軽い電気を体内に流すのは・・・。」
「なーに、ジャーファルさぁん?」
「・・・いえ。」
何かつぶやいたジャーファルさん。
何にも言わなくていいんだよ、こういう時はねー?
「一歩間違えた死ぬんだけど。」
「だから軽い電流だって。最悪ヤム姉とか助けてくれるよ。」
「最悪だな。」
まだ眠気があるのか、うつらうつらしてるように見える。
それでもしっかり反応するあたり、いいか。
ひどいときなんて、何にも聞いてないんだよね。
むかし、やけになって「3×2は!」ってきいたら、「・・・海。」って答えられたこともある。
ちなみにその後撤回もせずに寝ちゃったんだけど。
一体どうやったらそんな変な答えになるんだろ・・・。