第2章 身長・・・マジで?
セリシアside
「やっほーデアル、起きてるー?」
ちょっとテンション高めに部屋につく。
特に理由はないけど。
「・・・おーい。」
部屋の前で呼ぶものの応答なし。
「・・・寝てるのでしょうか?」
「寝てる?」
「だってまだ7時にもなってませんし。確かデアルさん、朝弱いらしいですけど。」
あ、そっか。
ジャーファルさんは四六時中しゃんとしてるし、私は私で朝に強いタイプだから、気にしてなかったけど。
しかも朝に弱いヤム姉も実験してたとか何とかで寝てなかったらしく、しゃんとしてたんだよね。
だからまだ朝も早めの時間だって忘れてた。
「入るよー。」
一応入る。
・・・あー、うん。
「起きろー、デアルー。」
ぐっすり寝てます。
だからたたき起こす。
異常事態だもんね。
急に身長伸びたせいか、なんかすごい気持ち悪い。
新鮮を通り越して、慣れない高さに思考が追い付かないんだよー。
できることならなんとかしてもらいたいんだよ、こっちは。