第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアside
「あ、ジャーファル。お帰り。」
あの後、10分経ってもジャーファルは帰って来なかった。
まあ逃げてる二人を追ってるんだろうなあーと思ったけど。
それでとりあえずは暇になったから、ジャーファルがいない間に少しくらい案件を進めるべきかなと思って政務室。
で、ざっと··2時間は経ったな。
少し悩んだ様子を見せながら帰ってきた。
「ああ、ここに居たんですね。探しましたよ。」
「えへ···。ごめんなさい。」
「まあ、良いです。説教もちょっとありましたし。」
···何かトラブったのかな。
まあ聞くのは止めておこう。
「お疲れ様。一応、少しは進めておいたよ。」
もちろん、シンドバッド王の件は別だけど。
それは私じゃ対処出来ないからね。
ジャーファルにしか(あとシンドバッド王。)出来ない案件の一つはこれ。
「あ、すいません。ありがとう、助かるよ。」
「んーん。いいよ。一応副政務官だしね!」
最近はやってないけどさ。