第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアSIDE
「さて、と・・・。とりあえず、セリシア。どうぞ。」
・・・うーんと、やっぱり?
立っていたのだけれど、ジャーファルは椅子を二つ、向い合せるようにしておく。
そして片方に自分が座り、もう片方に笑顔で手を向ける。
「・・・あの、別に「ど・う・ぞ!」・・・はい。」
こええ。
笑顔がものすごく怖い。
何だろ、逆らったら殺されんのかな。
さすがにそれは嫌なので素直に座る。
「どういう話をするか、わかるよね?」
「・・・説教?」
「うん。」
ですよねー!?
雰囲気が物語ってるもんね!?
・・・でもさ。
「説教される理由がわかりません。」
だって私なんかした?
したといえば、ジャーファルに2、3言言ったけど。
でも、そんなに怒られるようなことだったのかな?
「・・・そうでしたね・・・。ピスティ達から聞きましたけど、セリシア・・・その意味を知らないって話でしたしね。」
うん、と頷く。
っていうか、達、なんだ。
やっぱ、ヤム姉にも聞いたんだねー。
「私も、あまりそっち方面でうまい説明はできませんが・・・。するべきですよね・・・。」